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甥っ子が大学受験で日曜日から泊まりに来ている
今日が受験だった 試験の帰りに店に寄って夕飯を食べさせた 受験の手ごたえを聞いたら できなかったとのこと とくに数学が手ごわかったらしい 結果を待つまでもなく自分でもうだめと確信しているようだ お昼にサンドイッチを作ってもたせたので 食べたか聞いたら、ほとんど食べなかったらしい サンドイッチは手付かずで、おかずがほんの一口減っていただけだ おそらくストレスで食事をする気にもなれなかったのだろう かわいそうになってしまう と同時に自分の学生時代も思い出す 中学高校ともあまりまじめに勉強をした方ではないが 家で夜中まで勉強をしていることがあると いつも母はそんな僕を気の毒がっていた 息子が夜遅くまで勉強をしないといけないのがかわいそうに思えたのだろう 自分が先に寝ることさえ悪く思っているふうだった 勉強は好きじゃなかったけれど、夜中まで起きていて勉強をしないといけないというのは おそらく母が想像するほどつらいことではなかったと思う 現役のときは1期も2期も落ち、私大も落ちて浪人の身となったが あとにして思えば浪人生活は僕にとってとても貴重な一年間だった 親元を離れての寮生活ということもあったし、高校までの勉強の仕方とは違う どちらかというと大学生みたいな勉強のしかたであったのも後々役にたった まあまあ、親からすればできるだけ現役で合格してほしいと思うのは当たり前だが 浪人となっても決して悪いことばかりではないので 甥っ子にも、もしそうなっても落胆するでないぞ と言いたい |